社交不安障害で働く

社交不安障害を抱えながら働くことについて

過去の後悔とうつ病

コロナうつというのがあるらしい。
緊急事態宣言が発言され、在宅勤務やら外出自粛やらで家に閉じこもりストレスが発散できずうつになるというものだ。

私も急激に調子が悪くなってきた。私のうつはコロナに始まったことではないが、このように家に閉じ籠る生活をしているうちに悪化してきた。

ここで出てきてしまったのが、過去への後悔である。私は数年前にうつ病になり職場を退職した。
いま私の給料はその当時の3分の2程度まで減ってしまった。また元の水準に戻すのは難しいかもしれない。
あのとき退職しなければ、この思いは何年も持っており非常に根深い問題なのだが、また強くぶり返してきた。

後悔の念というのはうつ病にとっては非常に厄介でこの思いを絶ち切らないとうつ病は回復しないのだと思う。通院やらカウンセリングやら色々試しているが、この後悔の念はなかなか消えない。

諦める、という選択肢がある。仏教的には明らかにするという意味で、自分ができることやできないことを明らかにして運命に逆らわずに生きていくことだと解釈しているが、これも悟りを開くような境地だから難易度は高い。
死ぬ、という選択肢もある。ただ、生に対する未練もあり死ぬという未知の体験はそれなりに恐怖である。
退職して良かったと思えるようにがんばる、という選択肢もある。ただ、疲れきってしまった。今も動悸と息苦しさで頑張れる気がしない。

どうすりゃいーの、という気持ちで悶々としながら虚空を眺めている。
このコロナ禍により多くの失業者が生まれる。失業者数と自殺者数は明確な相関関係がある。
これを食い止めるのは個人の努力では難しい。
国がサポートするといってもきめ細やかなサービスを期待することは難しい。
自分の周りにいる身近な人に助けを求められるか、またそういう人を見つけられるかにかかっていると思う。