社交不安障害で働く

社交不安障害を抱えながら働くことについて

二次感情として不安から生じる怒り

妻が約束の時間に帰宅してこなかった。

これはよくあることなのだが、昨日は時間どおりに帰ってきてもらう必要があった。
私はそのとき子供の面倒を見ていた。
私はその後予定が2件入っており、妻が帰ってこない限り育児をバトンタッチして出かけることができないのだった。
当然予め私の予定は伝えており、約束の時間に帰宅できるか否かを何度も確認していた。

遅くなる旨LINEで連絡があった。遅くなると。
私はその場で怒りが収まらなかった。
何度もLINEでやり取りしているうちに、怒るお前がおかしい、と妻から。そんなに怒ることではないと。逆に私が非難されたのだった。

私は怒りたくて怒ったわけではない。怒るとその後精神的な疲労感が全身を支配するのを私は知っている。しかし、沸き上がる怒りを制御することができなかった。
妻の遅刻により、その後の予定に遅刻した。トイレに行ったり食事をしたりする時間もなくその後非常に慌ただしく、精神的にもかなり疲労したのだった。
怒りの背後は遅刻に対する不安があった。私は少年期からこれまで遅刻はいけないことだと教えられ、それに過剰適応してきた。
不安障害の人間はちょっとしたことでも過剰に不安になる。不安が怒りとなって現れる。
いまだに妻はそれを理解していない。
精神疾患は毎日顔を合わせる身近にいる人間でもなかなか理解してもらえない。
両親なんかは全く理解していないように思える。
理解してもらえない状況は辛い。

妻は今日もこれから一人で出かける。「朝食会」だそうだ。どちらかという外に出たがり、社交を重要視するという意味で、あまり家庭的な人間ではないのかもしれない。それが良いとか悪いとかではない。
今日は何時に帰ってくるのだろうか。